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今年は、今後を見すえた決断の時!? 藤田屋の2023ボージョレ・ヌーヴォーのお知らせ。

2023/08/04

カテゴリーお知らせ ワイン

今後ヌーヴォーと、どう向き合うか?
今年は決断の時になりそうです…!

 

ボージョレ・ヌーヴォーご予約ページはこちら

 

◆大変だった昨年をおさらい

 

昨年2022は、ヌーヴォーの価格が例年の倍になりました。

その原因は、コロナ禍後のヨーロッパの「物価」上昇と、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する「航空便運賃」の急上昇です。

ワイン好きの皆さまも、販売する私達・藤田屋にとっても、大変な状況でしたね。

 

 

でも、年に一度の「ヌーヴォーというお祭り」を、簡単に諦めるのは寂しい気がして。

なんとかしようと、輸入商社(株)稲葉さんの施策にも手伝ってもらい。

到着が遅い船便を主体にすることで、価格を例年並に抑えることができました。

これで、できるだけ多くの方にヌーヴォーを たのしんでもらうことができたと思います。

 

◆今年はまた違った状況に

 

あれから1年…

実は、今年は今年で、難しい状況があります。

まずは、昨年に価格が倍になった、2つの原因の現状を見てみましょう。

 

1つは「航空便運賃」。

こちらは現在、落ち着きをみせています。

ご存知の通り、ロシア上空を飛べない状況は変わりませんので、一昨年と比べれば運賃は高いのですが。

ある種のパニック状態だった昨年から、時間が経って落ち着いたのでしょう。

ヌーヴォーの解禁日に届く航空便の、価格への影響は緩和しました。

 

もう1つは「物価」。

ヨーロッパの物価インフレはピークアウトしたようですが、急落したわけでもなく、一昨年と比べれば高い水準です。

また、見逃せないのが円安傾向。

輸入品の価格が高くなるため、もちろんヌーヴォーの価格にも影響します。

 

◆一昨年と比べると値上がり

 

これらの状況から、今年2023のヌーヴォーの価格は、昨年と比べて、航空便の価格がやや下がり、船便の価格はやや上がる結果となりました。

一昨年と比べればと、全体に値上がりしています。

 

これらは社会情勢に起因しているため、おそらく、来年以降もしばらくは、この価格水準が大きく下がることはなさそうです。

 

だから恐らく、今年のヌーヴォーへの向き合い方は、今後 数年~10年以上に渡って、続くことになると思います。

見出しに書いた「今年は決断の時」というのは、そういう意味なのです。

 

◆さらに、船便が年始着に

 

加えて、昨年ともう一つ違う点があります。

それは船便の到着時期です。

 

昨年は(株)稲葉さんの助力で、特別に、船便の到着が12月前半に早められました。

(※当初は11月最終週の予定でしたが、船便に遅れが発生し、お待たせすることになりました)

 

これが今年は、例年通りに戻って、「年明け頃の到着予定」になります。

 

解禁日から見ると、1ヶ月半後。

運賃の差が価格に転嫁されるため、もちろん解禁日分より安くできますが…

時期と価格を見て、どう感じるかは、皆さまそれぞれで思うところがあるかと存じます。

 

また、販売する私達の側としても、来客数が多い12月を過ぎてからの入荷には、正直、心配があり。

いやはや難しいな、と感じてしまいます(–;

 

◆想いは変わりません!

 

そんな難しい状況ですので、ヌーヴォーの扱いを止めてしまうことも、一瞬 頭をよぎりました。

でも、藤田屋の想いである「ヌーヴォーというお祭り」を、できるだけ多くの方に たのしんでもらいたい、という気持ちは変わりません。

 

そこで、スタッフ皆とも話し合った結果、今年は単品販売するヌーヴォーの種類を絞り込むことにしました。

 

ボージョレは2品。

造り手「ルイ・テット」と「ドメーヌ・シャサーニュ」、それぞれの『ヴィラージュ・ヌーヴォー』です。

安定した品質かつ、造り手2名の違いが比較できるように、と品物を選びました。

 

さらに、船便限定になりますが「新たなヌーヴォー」の提案も、1品あります。

これも面白いワインなのですが… 詳しくは、この後に書きます。

 

以上の3品が、今年の藤田屋が推す、主力のヌーヴォーです。

 

ボージョレ・ヌーヴォー3品のご予約ページはこちら

 

その他の種類のヌーヴォーについては、1ケース(12本)単位で、8月22日まで予約受付します。

単位は大きいですが、「あのヌーヴォーが、どうしても飲みたい」というご要望への折衷案として、ご理解いただければ助かります。(←↓※終了しました)

【ケース単位】のボージョレ・ヌーヴォーご予約ページはこちら

 

◆ここで良いお知らせ!

 

先ほど話題に出た「新たなヌーヴォー」。

それは、(株)稲葉さんから、今年の新しい提案。

『ヴァン・ド・フランス・ガメイ・ヌーヴォー』という新商品です。

 

 

こちらは船便限定なので、入荷は年明け頃ですが…

なんと、近年のどのヌーヴォーよりも価格が安くなっているのです。

 

詳しい方は、このカラクリにピンときたかもしれませんね。

そう、名前に「ボージョレ」がないのです。

つまりは、ボージョレ地区に限らない、フランス国内のガメイ品種ブドウを使った新酒(=ヌーヴォー)というわけです。

 

地区の価値は、需要を高める一方、価格も高める要因です。

その地区制限から外れることで、価格を安くできるのです。

 

◆品質は造り手への信頼が保証!

 

一方で懸念もあります。

通常、ブドウ産地が広がることで、品質の保証がなくなるのです。

安くても、美味しくなかったら意味がないですよね…

 

でも、安心してください。

このワインの造り手は、ボージョレ・ヌーヴォー唯一のワインコンクール「リヨン杯」で何度も金賞を獲得している「ルイ・テット」です。

藤田屋でも毎年取り扱っている信頼の造り手の一人で、「1年の熟成に耐え、むしろ美味しくなったヌーヴォー」としてお伝えしたこともあります。

 

そんなボージョレ最高峰の造り手「ルイ・テット」の新たな提案。

「どんなワインになってるの?」と、初めてだからこそ、たのしみなヌーヴォーです(^^)

 

◆皆さまは どうしますか?

 

かなり長い文章になってしまいましたが、それだけ藤田屋も悩んだのだな、と思ってくだされば(^^;

 

この提案に対して、皆さまは、どう選択されるでしょうか?

 

・お祭りだし、高くても、解禁日にいち早く飲む!

・来年頃になるけれど、お値打ちに飲めるのを待つ!

・2021並のコスパで飲めそうな、ガメイ・ヌーヴォーにかける!

・これを期に、寂しいけれど、ヌーヴォーから離れる…(←これも選択の一つだと思います)

 

よろしければ、ご予約でもって、今のうちに皆さまの選択を教えてください。

予約受付の期日は、2段階あります。

 

【第一期予約:8/1~8/22】(※終了しました)
このときが、一番 選択肢が多く、品切れの心配もありません。

なぜなら、輸入商社(株)稲葉さんへの発注締日に間に合うからです。

なので、この日までにご予約いただくと、藤田屋としても助かります(^^)

 

【最終予約:8/23~11/8】(※終了しました)
選択肢は3品に狭まって、予約一杯で品切れとなる可能性があります。

それでも、事前にご予約いただけると、当日来て無くてガッカリ、という事態が防げますので、ぜひご予約いただきたいです。

 

商品の詳しい情報や価格、ご予約方法などは、別のページにてご案内します。

↓この後すぐ見ていただけると、うれしいです(^^)

 

ボージョレ・ヌーヴォー3品のご予約ページはこちら

 

◆店頭フリー販売分について

 

【解禁日(航空便分):2023/11/16】
解禁日には、ボージョレ・ヌーヴォー2品を、店頭で販売する予定です。

事前予約で枠が埋まると当日分はありませんし、在庫分が売り切れれば終了となります。

状況は、藤田屋のSNSやブログでお伝えしますね。

(↑解禁日分は事前予約で完売しました。当日分はございません)

 

【船便分:2024年明け頃を予定】
新商品『ガメイ・ヌーヴォー』が届きます。

船便は、航空便よりも到着日が安定しないので、数週間前後する可能性もあります。

こちらも事前予約で枠が埋まると当日分はありませんし、在庫分が売り切れれば終了となります。

(↑11/15現在『ガメイ・ヌーヴォー』のみ、電話予約が可能です。TEL:0584-89-1221)

 

◆というわけで

 

以上、2023年のヌーヴォーをとりまく状況と、藤田屋の対応をお伝えしました。

 

ご不便、ご迷惑をおかけしますが、たのしめる要素も、できるだけご用意したつもりです。

今年も皆さまと「ヌーヴォーというお祭り」を、たのしく過ごせれば うれしいです(^^)

 

◆次回ご来店のとき「読んだよ」の声が聞けると嬉しいです!

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【酒の藤田屋本店】
店舗 9:00~19:00(土日も営業)
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