もの珍しさ、だけじゃない。『鹿ジャーキー』をオススメしたくなった理由!
2023/04/14
カテゴリーお取寄せ食品
店長の田中です。
先日、地元の信金さんから、岐阜県揖斐川町の坂内で造られている、珍しい「鹿肉のジャーキー」を紹介されました。
いつもお伝えしている通り、藤田屋は、シッカリと食品の価値を調べてから、お客さんにススメたいと考えています。
そこで、販売者の「道の駅 夜叉ヶ池の里さかうち」さんとお話する機会をもらい、その結果、取り扱いを決めました。
①命を尊重するため
②味わいも合格点
③食べることが社会貢献
この、決め手となった3つの理由を、詳しくお伝えします。
長い文章になりましたが、読んでいただけるとうれしいです(^^;
◆①命を尊重するため
近年、ニュースでも話題の通り、鹿が異常繁殖しています。
その問題は食害。
畑を荒らし、森林を食べ尽くし… 農業、林業、自然災害への影響が深刻化しています。
岐阜県内も例外ではなく、鹿は害獣として駆除・捕獲されています。
しかし一方で、害獣とはいえ、命ある生き物。
「ただ駆除するだけでいいのか?」と感じるのは自然だと思います。
いろいろな考え方があるとは思いますが…
獣とはいえ、命を尊重し、無駄にせず、食して供養する。
この考えに、私は共感を覚えました。
◆②味わいも合格点
それでも、もし「臭くてガマンしないと食べられない」ものだったら、私だってお客さんにススメたくありません。
でもこの鹿ジャーキーは、実際に味見して、ちゃんと美味しくて。
ジビエですが、クサみも ほぼ感じませんでした。
主体となる赤身は、牛肉に近い淡白な味わい。
そこへサシの脂による、鹿肉ならではの風味があります。
ジャーキーらしいペッパーの刺激も。
これらの旨味が、噛むうちに口の中で一体化し、他の肉にない味わいへ変化します。
また鹿肉は、低脂質、高たんぱく、鉄分が多く、栄養面も優秀です。
実は、ジビエ肉の製造にはコツがあり、味わいにも大きく影響するとか。
素早い処置や、加工方法などがシッカリしているから、クサみの少ない味わいが実現できたそうです。
(※それでも、ジビエが超苦手な店長の妻は、クサく感じたようなので、感じ方に個人差はあるかもしれません(–;)
◆③食べることが社会貢献
実は「道の駅さかうち」と「ジビエ解体処理施設」は、揖斐川町の久保田工務店さんが指定管理者です。
地域への恩返しとして、この事業を受けたそうですが…
会社が運営する以上、おそらく、損失が続けば継続できません。
そうなれば、農業・林業・自然災害への被害対策や、命の尊重としての食肉加工が立ち行かない未来もありえます。
そうならないために、鹿ジャーキーの購入が助けになります。
小さなことですが、良い循環を生むために。
食べることが社会貢献になる。
これは、そうした面でも「価値」のある食品だと思うんです。
【もの珍しさ、だけじゃない】
鹿ジビエのジャーキー
… 35g 700円(756込)