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日本酒問屋の展示会にて。三重丸の出会い。引っかかったこと:店長日記

2023/09/07

カテゴリー店長日記 日本酒

店長は先日、ある日本酒問屋さんの展示会に行ってきました。

 

私の参加目的は2つあります。

まだ知らない、美味しい日本酒を造る蔵と出会うこと。

そして、多量の試飲で「味わう感覚」を鍛えることです。

 

 

こちらの展示会も、多くの他社と同じく、コロナ禍は開催がなかったため、約4年ぶりです。

いや、これでやっと、藤田屋にも日本酒の動きが出せそうです(^^)

 

多くの藤田屋のお客さまは、こうした展示会には馴染みがないと思いますので。

知ると、ちょっと面白いかもしれないなと。

個人的な思いを中心に、ざっくばらんに書いた「店長日記」です!

 

※ちなみに、写真は撮ったのですが、商品ばかりで、ここで使えるものがなく。

 試飲に全力すぎて。全体写真も撮っておけばよかった…(–;

 

◆33蔵100種

 

日本酒蔵は、105蔵が出展ブースを構えていました。

全国系の酒蔵もあり、それを除く地酒系は88蔵でした。

 

私が4時間で試飲できたのは、地酒系33蔵。

各所で3-5種類ほどで、100種類以上は試せたと思います。

できれば全て試飲したかったのですが、後述の理由もあり、難しかったです。

 

ちなみに、時間が限られていたので…

ブースに誰もいなかったり、おしゃべりやスマホに夢中な所はスルーしました(^^;

 

◆三重丸の出会い

 

どのお酒を高評価したか、というのは、今後のお店のブキになることですから。

すみませんが、ここでは書けません(_ _)

今後、藤田屋での販売を通して、皆さまに伝えていければと思います。

 

ただ、今回 驚いたことがありまして。

私はいつも、◎◯△×などで評価をメモしているのですが。

今回は、◎二重丸を超える三重丸を、思わずつけてしまった酒蔵が1件あったんです!

 

この蔵の日本酒は8種類ほど試したのですが。

それぞれ個性が違うのに、どれも まとまりが良くて、すごく美味しかったんですよね…

 

似た傾向で、どれも美味しい、というのは分かるのですが。

色々な造りや熟成をして、違いはあるのに、高い品質でまとめあげるって…

これって、実はスゴイことではないかと思うんです。

 

たぶん、本当に酒造りが上手な蔵なのではないかと。

でも、そこまで有名ではないようで。

岐阜にはまだ大きく進出していないと聞いたので、今後、取り扱えれば うれしいですね~(^^)

 

ちなみに他の評価は、◎4蔵、◯7蔵、△14蔵、×7蔵でした。

◎の蔵のお酒も、ぜひ扱いたいところです。

 

◆展示会への引っ掛かり

 

今回の展示会で、ひとつ引っかかりを感じたことがありました。

それは、試飲の形式の違いによる時間効率です。

もしこれがワインの試飲会だったら、たぶん1.5倍の種類が試飲できたはずだからです。

 

なぜそうなるかというと、展示会形式では、ブースごとにメーカーの方が配置されるからです。

そのため、試飲前にブースの方への挨拶があり、試飲後には名刺交換がありと。

試飲にしても、メーカーの方がプラコップに注いだものを呑む形です。

ここで時間を大きく使うんですよね。

 

輸入ワインの試飲会の場合は、商品がずらりと並び、自分でグラスに注いで飲む形式です。

当然、挨拶も名刺交換もありません。

そうである理由は、ワイン文化が海外に源流があるからか、そもそも生産者が気軽に来られないからか…

なんにせよ、多くの商品に触れるという目的においては、非常に効率的です。

 

◆変わらないだろうけど…

 

展示会は、なんとも日本的というか。

おそらく、私たちのような買付人と、メーカーの営業の方との出会いの場、として作られているのでしょうね。

 

それは決して、悪いことじゃないとは思います。

人間関係って大事だと思いますし。

でも順序としては、商品の品質確認ありきで、その次に人間関係なのかな、と私は思うんですよね。

 

だって、いくら人柄が良くても、美味しくないものだと、お客さんに自信を持ってオススメできないじゃないですか。

美味しいものを、こんな好い人が造ってるんですよ、というのは大歓迎なんですけれど。

 

なので私の理想としては、試飲会形式でどんどん試飲して、必要なときだけ蔵の営業さんに質問できるといいなぁと。

まあ、そうは変わらないでしょうけれど(^^;

 

ちなみに、この問題は今回の日本酒問屋さんの展示会に限った話ではありません。

こうしたブース形式をとる展示会で、すべからくある話です。

ただ今回は、日本酒だけを試飲したため、ワインの試飲会との差が自分の中でハッキリと見えて。

今までモヤモヤしていたものが、このタイミングで言語化出来た、というわけです。

 

◆ちなみに&総評

 

ちなみに、日本酒問屋さんといいましたが、焼酎、ワイン、ビールなども扱ってらして。

そちらのブースもたくさんあったのですが、とてもとても、時間がありませんでした(–;

 

私は日本酒とワインに注力していますので、他の酒類が好みの方はご容赦を…

(ワインは輸入商社さんの試飲会に直接参加してるので、今回はスルー)

 

時間があれば、焼酎は試してみたいんですけどね…

 

あと、食品もありました。

ざっと見たところ、当店が求めるお取り寄せ系ではありませんでしたので、こちらも伺いませんでした。

 

総じた感想として。

こうした展示会で、どう立ち回るか。

効率的で正確な方法を、自分の中で構築しなきゃな、と今回 感じました。

 
◆次回ご来店のとき「読んだよ」の声が聞けると嬉しいです(^^)

小さな「うれしい」「たのしい」「幸せ」をつむぐ
藤田屋本店 <地酒とワインとお取り寄せ食品の店>
店舗 9:00~19:00(土日も営業)

岐阜県大垣市新田町3-8