【Q＆A】「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違いを教えてください。
-
「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違いを教えてください。
-
「スパークリングワイン」は総称。その中の一種が「シャンパン」です。
「スパークリングワイン」を日本語で言うと「発泡性ワイン」。
つまり、炭酸ガスを多く含んだワインの総称なんです。
一方で、「シャンパン」はそのスパークリングワインの中でも、フランスの「シャンパーニュ地方」の特産品のみを指します。
これは、フランスの法律で定められたもの。
シャンパーニュ地方で生産され、特定の認証基準(※)を満たしたものだけが、「シャンパーニュ」を名乗ることが許されます！
※この認証基準は「原産地統制呼称＝AOC（アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ）」に定められています。
ちなみに、「シャンパン」という発音は、実は日本独自のものなんです。
フランス語「Champagne」を英語読みした「シャンペン」が、日本訛り化して「シャンパン」となったようです。
フランスでは「シャンパーニュ」と発音します。
「シャンパン」以外にも、特定の呼称を持つスパークリングワインが各国にあるんですよ！
| 国名 | 呼称 |
|---|---|
| フランス | シャンパン(シャンパーニュ)、ヴァン・ムスー |
| イタリア | スプマンテ、フランチャコルタ |
| スペイン | カヴァ |
| ドイツ | ゼクト |
これらの中にはシャンパンと同等の製法(瓶内二次発酵)で造られたものもあります！
「シャンパン」は果実味と酸味があり、キリッとした飲み口で重みのあるタイプが多いです。
同じフランスでも「ヴァン・ムスー」は個性が違い泡が控えめ。
スペインの「カヴァ」は酸味が優しく比較的飲みやすい辛口になります。
「スパークリングワインといえばシャンパン」という考えもありますが、ぜひ、お好みでいろいろと試してみて欲しいです。
スパークリングワインの世界を、もっともっと楽しんでいただけますよ！
