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干しブドウの、わずかな果汁で造るワイン!『カルムネール・グラン・レセルバ』

2022/01/29

カテゴリーワイン

【干しブドウの、わずかな果汁で造るワイン!】
ワインの原材料は、主にブドウの果汁。
実(み)に圧力をかけてギューっと絞るのが、醸造の始まりです。
 
じゃあ、これを「干しブドウ」でやったら?
そんなワインがあるんです!
 
 
今日紹介するワインの名は…
『カルムネール・グラン・レセルバ』です。
 
◆造るのが大変!
 
干しブドウは、言わずもがな、乾燥したブドウですので、果汁はほとんどありません。
だから、普通のブドウで造るよりも、実が多く必要になります。
 
造るのが大変ですし、出来る量も少なくなります。
その代わりに、出来上がるワインはブドウの集約感あり、複雑味が増した、素晴らしいものになります!
 
◆天日でアパッシメント!
 
イタリアでは、この製法を「アパッシメント」と呼びます。
収穫したブドウを棚に並べるなどし、風にさらして陰干しします。
 
でも、今回の『カルムネールGR』は、さらに変わり種です。
 
畑があるのは、チリ最北端のワイン産地「エルキ・ヴァレー」。
風があり、雨がなく、天気が乾燥している地域。
なんとここでは、樹の上で「アパッシメント」が出来るのです!
 
 
実ったブドウから、葉だけ取り去って、樹に吊るしたまま乾燥させます。
条件の限られた地域しかできない、珍しい「天日干しのアパッシメント」です。
 
そうして乾燥したブドウは、少し触れるだけでボロボロと落ちる状態になるそうです!
 
◆どんな味わい?
 
60%は干しブドウ、40%は干す前のブドウで、それぞれ醸造した後ブレンドされます。
そしてタルで6~8ヶ月の熟成を行います。
 
残糖分はわずか5g/Lなのに、口当たりは甘く感じます。
干しブドウの凝縮感が、そう感じさせるんでしょうね。
 
でも造り手によると、この製法は、決して甘みを出すためではなく、しなやかなタンニンのスタイルを造るためのものだとか。
 
輝きがある深い色合い、粘性が高く、非常に濃厚。
煮詰めたプラムやバニラ、洋タバコの葉、スモーキーで香ばしい香りがあります。
信じられないほど やわらかで、噛めそうなほど ふくよかなボディがあります。
 
赤身の肉料理や、熟成したチーズによく合います。
造り手のフサレッティは「食後にビターチョコレートと試して欲しい」とオススメしています!
 
 
【干しブドウの、わずかな果汁で造るワイン!】
カルムネール・グラン・レセルバ
 … 750ml 1,800円(1,980込)
 
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