今年は、今後を見すえた決断の時!? 藤田屋の2023ボージョレ・ヌーヴォーのお知らせ。
【追記:2024年のボージョレ・ヌーヴォーについて】
ご予約ページができました!
4種類のヌーヴォーの情報が入ったチラシ画像も見られますよ。
↓こちらのボタンを押して、見てみてくださいね(^^)
藤田屋のボージョレ・ヌーヴォー2024 ご予約ページはこちら
↓ここから下は、2023年の情報です。
今後ヌーヴォーと、どう向き合うか?
今年は決断の時になりそうです…!
◆大変だった昨年をおさらい
昨年2022は、ヌーヴォーの価格が例年の倍になりました。
その原因は、コロナ禍後のヨーロッパの「物価」上昇と、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する「航空便運賃」の急上昇です。
ワイン好きの皆さまも、販売する私達・藤田屋にとっても、大変な状況でしたね。
でも、年に一度の「ヌーヴォーというお祭り」を、簡単に諦めるのは寂しい気がして。
なんとかしようと、輸入商社(株)稲葉さんの施策にも手伝ってもらい。
到着が遅い船便を主体にすることで、価格を例年並に抑えることができました。
これで、できるだけ多くの方にヌーヴォーを たのしんでもらうことができたと思います。
◆今年はまた違った状況に
あれから1年…
実は、今年は今年で、難しい状況があります。
まずは、昨年に価格が倍になった、2つの原因の現状を見てみましょう。
1つは「航空便運賃」。
こちらは現在、落ち着きをみせています。
ご存知の通り、ロシア上空を飛べない状況は変わりませんので、一昨年と比べれば運賃は高いのですが。
ある種のパニック状態だった昨年から、時間が経って落ち着いたのでしょう。
ヌーヴォーの解禁日に届く航空便の、価格への影響は緩和しました。
もう1つは「物価」。
ヨーロッパの物価インフレはピークアウトしたようですが、急落したわけでもなく、一昨年と比べれば高い水準です。
また、見逃せないのが円安傾向。
輸入品の価格が高くなるため、もちろんヌーヴォーの価格にも影響します。
◆一昨年と比べると値上がり
これらの状況から、今年2023のヌーヴォーの価格は、昨年と比べて、航空便の価格がやや下がり、船便の価格はやや上がる結果となりました。
一昨年と比べればと、全体に値上がりしています。
これらは社会情勢に起因しているため、おそらく、来年以降もしばらくは、この価格水準が大きく下がることはなさそうです。
だから恐らく、今年のヌーヴォーへの向き合い方は、今後 数年~10年以上に渡って、続くことになると思います。
見出しに書いた「今年は決断の時」というのは、そういう意味なのです。
◆さらに、船便が年始着に
加えて、昨年ともう一つ違う点があります。
それは船便の到着時期です。
昨年は(株)稲葉さんの助力で、特別に、船便の到着が12月前半に早められました。
(※当初は11月最終週の予定でしたが、船便に遅れが発生し、お待たせすることになりました)
これが今年は、例年通りに戻って、「年明け頃の到着予定」になります。
解禁日から見ると、1ヶ月半後。
運賃の差が価格に転嫁されるため、もちろん解禁日分より安くできますが…
時期と価格を見て、どう感じるかは、皆さまそれぞれで思うところがあるかと存じます。
また、販売する私達の側としても、来客数が多い12月を過ぎてからの入荷には、正直、心配があり。
いやはや難しいな、と感じてしまいます(–;
◆想いは変わりません!
そんな難しい状況ですので、ヌーヴォーの扱いを止めてしまうことも、一瞬 頭をよぎりました。
でも、藤田屋の想いである「ヌーヴォーというお祭り」を、できるだけ多くの方に たのしんでもらいたい、という気持ちは変わりません。
そこで、スタッフ皆とも話し合った結果、今年は単品販売するヌーヴォーの種類を絞り込むことにしました。
ボージョレは2品。
造り手「ルイ・テット」と「ドメーヌ・シャサーニュ」、それぞれの『ヴィラージュ・ヌーヴォー』です。
安定した品質かつ、造り手2名の違いが比較できるように、と品物を選びました。
さらに、船便限定になりますが「新たなヌーヴォー」の提案も、1品あります。
これも面白いワインなのですが… 詳しくは、この後に書きます。
以上の3品が、今年の藤田屋が推す、主力のヌーヴォーです。
その他の種類のヌーヴォーについては、1ケース(12本)単位で、8月22日まで予約受付します。
単位は大きいですが、「あのヌーヴォーが、どうしても飲みたい」というご要望への折衷案として、ご理解いただければ助かります。(←↓※終了しました)
◆ここで良いお知らせ!
先ほど話題に出た「新たなヌーヴォー」。
それは、(株)稲葉さんから、今年の新しい提案。
『ヴァン・ド・フランス・ガメイ・ヌーヴォー』という新商品です。
こちらは船便限定なので、入荷は年明け頃ですが…
なんと、近年のどのヌーヴォーよりも価格が安くなっているのです。
詳しい方は、このカラクリにピンときたかもしれませんね。
そう、名前に「ボージョレ」がないのです。
つまりは、ボージョレ地区に限らない、フランス国内のガメイ品種ブドウを使った新酒(=ヌーヴォー)というわけです。
地区の価値は、需要を高める一方、価格も高める要因です。
その地区制限から外れることで、価格を安くできるのです。
◆品質は造り手への信頼が保証!
一方で懸念もあります。
通常、ブドウ産地が広がることで、品質の保証がなくなるのです。
安くても、美味しくなかったら意味がないですよね…
でも、安心してください。
このワインの造り手は、ボージョレ・ヌーヴォー唯一のワインコンクール「リヨン杯」で何度も金賞を獲得している「ルイ・テット」です。
藤田屋でも毎年取り扱っている信頼の造り手の一人で、「1年の熟成に耐え、むしろ美味しくなったヌーヴォー」としてお伝えしたこともあります。
そんなボージョレ最高峰の造り手「ルイ・テット」の新たな提案。
「どんなワインになってるの?」と、初めてだからこそ、たのしみなヌーヴォーです(^^)
◆皆さまは どうしますか?
かなり長い文章になってしまいましたが、それだけ藤田屋も悩んだのだな、と思ってくだされば(^^;
この提案に対して、皆さまは、どう選択されるでしょうか?
・お祭りだし、高くても、解禁日にいち早く飲む!
・来年頃になるけれど、お値打ちに飲めるのを待つ!
・2021並のコスパで飲めそうな、ガメイ・ヌーヴォーにかける!
・これを期に、寂しいけれど、ヌーヴォーから離れる…(←これも選択の一つだと思います)
よろしければ、ご予約でもって、今のうちに皆さまの選択を教えてください。
予約受付の期日は、2段階あります。
【第一期予約:8/1~8/22】(※終了しました)
このときが、一番 選択肢が多く、品切れの心配もありません。
なぜなら、輸入商社(株)稲葉さんへの発注締日に間に合うからです。
なので、この日までにご予約いただくと、藤田屋としても助かります(^^)
【最終予約:8/23~11/8】(※終了しました)
選択肢は3品に狭まって、予約一杯で品切れとなる可能性があります。
それでも、事前にご予約いただけると、当日来て無くてガッカリ、という事態が防げますので、ぜひご予約いただきたいです。
商品の詳しい情報や価格、ご予約方法などは、別のページにてご案内します。
↓この後すぐ見ていただけると、うれしいです(^^)
◆店頭フリー販売分について
【解禁日(航空便分):2023/11/16】
解禁日には、ボージョレ・ヌーヴォー2品を、店頭で販売する予定です。
事前予約で枠が埋まると当日分はありませんし、在庫分が売り切れれば終了となります。
状況は、藤田屋のSNSやブログでお伝えしますね。
(↑解禁日分は事前予約で完売しました。当日分はございません)
【船便分:2024年明け頃を予定】
新商品『ガメイ・ヌーヴォー』が届きます。
船便は、航空便よりも到着日が安定しないので、数週間前後する可能性もあります。
こちらも事前予約で枠が埋まると当日分はありませんし、在庫分が売り切れれば終了となります。
(↑11/15現在『ガメイ・ヌーヴォー』のみ、電話予約が可能です。TEL:0584-89-1221)
◆というわけで
以上、2023年のヌーヴォーをとりまく状況と、藤田屋の対応をお伝えしました。
ご不便、ご迷惑をおかけしますが、たのしめる要素も、できるだけご用意したつもりです。
今年も皆さまと「ヌーヴォーというお祭り」を、たのしく過ごせれば うれしいです(^^)
◆次回ご来店のとき「読んだよ」の声が聞けると嬉しいです!
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店舗 9:00~19:00(土日も営業)
岐阜県大垣市新田町3-8