【Q&A】日本酒に合う、美味しい おつまみって何ですか?
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日本酒に合う、美味しい おつまみって何ですか?
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刺身、干物、塩辛など。魚介類、生臭いものが相性抜群です!
なぜ魚介類や生臭いものが、日本酒で美味しくなるでしょうか。
その理由を科学的にお答えします。
味覚の観点から見ると、日本酒の特徴は、アミノ酸や乳酸を豊富に含んでいることです。
一方で、魚の筋肉には「イノシン酸」、貝類には「コハク酸」という旨み成分が含まれています。
旨み成分は単独よりも、複数の種類を合わせて摂取することで、より旨味が強く感じられます。
魚の「イノシン酸」や貝の「コハク酸」と、日本酒の各種アミノ酸による旨みは、とても相性が良く、旨味がよりふくらみます!
また、魚介類の生臭さを生む「トリメチルアミン」という成分があります。
せっかくの魚の美味しさを阻害するものです。
ここでも日本酒の出番です。
日本酒には「酸性」の有機酸が豊富に含まれています。
これが「アルカリ性」の「トリメチルアミン」を中和してくれます!
生臭い魚を日本酒と一緒にいただく。
こうすれば生臭さが中和され、しかも、旨み成分の相乗効果もあり!
お魚をより一層 美味しくいただくことができるんですね!
実際に、生臭いものと日本酒を合わせたら、どうしても生臭さが勝ってしまう。
そんな時は、「熱燗」をオススメします!
日本酒を燗することで、アルコールや香りの成分は揮発してしまいます。
その代わり、旨みやアミノ酸の比率は増大します。
「熱燗」の豊富な旨みとアミノ酸が、強い臭み成分も見事に中和してくれるでしょう!
日本酒の力で、生臭い魚介類を、より美味しく。
相性の良い食事をぜひお楽しみください!