2024春：藤田屋の店長が、今オススメのワイン2品。「試飲会でホレ直した白」と「桜色なのに、意外な野味あるロゼ」

チラシでもご紹介している、この春に、特にオススメのワインを、2品ご紹介します。

【1】試飲会でホレ直した白

【2】桜色なのに、意外な野味あるロゼ

 

 

このコスパは反則級だと思います！

 

品名は『ヴィーニョ・ヴェルデ・ハーザ・ブランコ』。

 

食事と合わせなくても、単独で満足できるレベルの味わいがあります。

私の経験上、これは1,500円以下のワインでは普通、ありえないことです。

 

 

今年2月の大試飲会で、約100種類のワインの中から、私が特に印象に残ったうちの1本です。

 

◆その味わいは？

 

フレッシュな口当たりだけど、酸味や果実味がよく出ていて、味わいに厚みがあります。

レモンや青リンゴのような香りが清々しくて、含み香も最高です。

 

複雑さ、深さ、バランスといった、良いワインの要素がどれもあるから、あえて食事と合わせてバランスをとる必要がありません。

単独でも、おいしく飲むことができます。

 

◆食事と合わせるには？

 

でも誤解しないでほしいのは、食事と合わせることにも挑戦してほしい、ということです。

味わいが単調ではないからこそ、正直なところ、マッチする料理の幅は広くないと思います。

でも一方で、料理との相性が生まれたときには、普段は味わえないくらいの旨味が口中に広がることでしょう。

 

相性が良い料理のヒントは、ワインの味わい(香味)に隠れています。

・果実味が厚いので、甘めの味付けとマッチしやすい。

・レモンの香りが、サラダにマッチしやすい。

・厚みがある白なので、やや濃厚な料理とマッチしやすい。

 

このように考えて、料理をセレクトするのも、また たのしみの一つです。

また、あまり相性が合わなかったときも、あきらめず、ワインの温度を変えてみるなど工夫することで、最良のマッチングが得られることもあります。

 

私としては、ぜひ「少しの探究心」を持って、食事を たのしんでほしいなと思います(^^)

 

◆折り紙付きのおいしさ！

 

この試飲会のすぐ後に、本品の2022年ヴィンテージが、国際ワインコンペティション「サクラアワード第11回」で「ゴールド」を受賞しました。

この美味しさに、裏付けができたようで、うれしい受賞でした(^^)

 

最初に「コスパ」という言葉を使いましたが、正直、「コスパとか関係なく、おいしいから、ぜひ一度 飲んでみてほしい」と思ってます。

 

◆ご予約方法

 

本品は現在、お店で販売中ですが…

お電話で確認＆ご予約いただくことで、確実に手に入ります。

 

ご予約の受付は、店頭でスタッフに伝える他、お電話でも可能です。

 

【1】でんわ番号 0584-89-1221 へかけてください。

【2】「『白ワインのハーザ』の予約です」とお伝えください。

【3】ご予約本数、ご氏名、お電話番号をお聞きします。

 

(P.S.)

件の試飲会には、本品の造り手「キンタ・ダ・ハーザ」の他の品も出品されていました。

ロゼ・スティル、白スパークリング、ロゼ・スパークリングとあったのですが…

どれも最高に おいしかったです！

目処がついたら、藤田屋にもぜひ並んでほしいと思っています(^^)

 

◆ワイン輸入商社(株)稲葉さんによる解説＆スペック情報

 

3種類の土着品種のブレンドによる軽やかで爽やかな白ワインです。

畑の標高は平均で200～250ｍ、ゆるやかな斜面で非常に日当たりの良い場所です。

土壌は花崗岩が豊富で、一部は粘土とシストが混ざっています。

収穫は畑で選別しながら手摘みで行い、葡萄がつぶれないように20kgのケースに入れてセラーに運びます。

除梗した後、低圧でゆっくりと圧搾します。

発酵は14度から16度に温度コントロールされたステンレスタンクで約15日から21日間行います。

輝きのある淡い黄色、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系のアロマ、新鮮な青リンゴのアロマが広がります。

非常にフレッシかつフルーティで心地よいキレが感じられます。

 

商品コード PA039
商品名 Vinho Verde Raza Branco
生産者 キンタ　ダ　ハーザ
容量 750ml
栓の仕様 スクリューキャップ
タイプ スティルワイン
色 白
飲み口 辛口
葡萄品種 アリント50%、アザル35%、トラジャドゥーラ15%
アルコール度数（%） 11.5
国 ポルトガル
生産地域1 ヴィーニョ　ヴェルデ
等級 D.O.C.ヴィーニョ　ヴェルデ

 

 

 

辛口のロゼ ワイン。

白より飲みやすく、赤のような飲みごたえも持ち、温度で味わいが大きく変わる面白さもあって。

良いところが沢山あるのですが、藤田屋では、なぜか人気がありません…

 

オススメの仕方が下手なんだなと、反省しきりなのですが(–;

そんなロゼの中から、サクラ咲く春を思わせる、ちょっと意外性もある逸品を、今回はオススメしたいと思います！

 

 

品名は『カラレンタ・ロザート』。

うすい桜色なのに、意外な野味ある深さが味わえるロゼワインです。

 

◆その香りは？

 

私は香りに野性的な要素があると感じました。

コクが強いというか、やや獣的にも感じるというか。

 

輸入商社さんは「イチゴ、ピンクグレープフルーツや、バラの花」と表現されていますが…

この、バラの花の香りにあるコクの強さが、そう感じさせるのかもしれません。

 

ともあれ、この特徴的な香りを「クセが強い」と感じるかもしれないのですが…

味わってみたら、それが「むしろ良かった」と気づかされました。

 

◆味と香りがつくる味わい！

 

甘味・酸味・苦味とった成分が、この香りと絶妙にバランスをとっていて。

合わさることで、深みある美味しさに昇華されていたのです。

 

基本的にワインにおいて、香りは味に寄り添うのがベターだと、私は考えていますが…

このロゼワインによって、その固定観念が良い意味でくつがえされました。

 

とても面白いおいしさを持つ、辛口のロゼです！

 

本品の色合いは、桜を思わせるキレイな うすいピンク色。

桜の季節を機会にして、あまり飲まなかったロゼを、ぜひ飲んでみてください(^^)

 

◆ご予約方法

 

本品は現在、お店で販売中ですが…

お電話で確認＆ご予約いただくことで、確実に手に入ります。

 

ご予約の受付は、店頭でスタッフに伝える他、お電話でも可能です。

 

【1】でんわ番号 0584-89-1221 へかけてください。

【2】「『ロゼワインのカラレンタ』の予約です」とお伝えください。

【3】ご予約本数、ご氏名、お電話番号をお聞きします。

 

◆ワイン輸入商社(株)稲葉さんによる解説＆スペック情報

 

葡萄はフレッシュさとアロマを保つため、気温の低い夜間に手摘みで収穫します。

やわらかく除梗、破砕した後、ゆっくりと圧搾し、ステンレスタンクに移し、アロマを引き出すため10度から12度の低温で18～22日間、アルコ―ル発酵を行います。

澱と共にステンレスタンクで30～35日間ほど熟成させた後、清澄、フィルターをかけてボトリングします。

淡いパウダーピンクの愛らしい色合いを持つプロヴァンスカラーのロゼで、イチゴやピンクグレープフルーツのフレッシュでやわらかなアロマと同時に、バラの花の心地よいアロマが広がります。

非常にフレッシュで洗練されたスタイルのワインです。

 

商品コード I905
商品名 Calalenta Rosato
生産者 ファンティーニ（ファルネーゼ）
容量 750ml
栓の仕様 ガラス栓
タイプ スティルワイン
色 ロゼ
飲み口 辛口
葡萄品種 メルロ
アルコール度数（%） 13.5
国 イタリア
生産地域 アブルッツォ
評価 「ルカ マローニ　ベストワイン年鑑 2023」99点