【Q&A】日本酒に賞味期限はありますか?
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日本酒に賞味期限はありますか?
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賞味期限はありませんが、保存方法にはご注意ください。
日本酒は長期保存が可能です。
そのため、食品衛生法で定められる賞味期限の表示は免除されています。
日本酒のラベルや瓶に記載されているのは、賞味期限ではなく、製造年月です。
(※「製造年月」は、酒蔵でお酒を仕込んだ日付です)
しかし、長期保存が可能なのは、未開封で、正しい保存状態で置かれた場合のみです。
耐性が高い日本酒でも、夏場の室温30℃前後の環境に1ヶ月も置かれれば、大きく品質が劣化するでしょう。
日本酒『醴泉』の裏面ラベルより。
「冷暗所に保管し、開栓後はお早めにお召し上がりください」とあります。
大抵の日本酒に、同様の保存方法が書いてあります。
また、火入れによる加熱殺菌をあえてしていない日本酒もあります。
そういったものには「要冷蔵」と記載があるはずです。
記載の通り、必ず冷蔵庫での保管をお願いします。
当店は店内にセラー室を設け、温度管理をしています。
ほとんど全ての日本酒をここで保管しています。
扉を開けて、自由にお入りください。
(※扉近くにあるディスプレイは空瓶ですのでご安心を)
「日本酒は製造年月から1年以内が飲み頃」という方もいらっしゃいます。
確かにフレッシュさは失われますが、必ずしも、それがイコール味の劣化ではないと考えます。
熟成に耐えうる良い日本酒を、良い環境で寝かせれば、製造から年月を経て、より熟成した まろやかな口当たりになります!
お酒を購入される際は、ぜひ保管状況にも気を配ってみてくださいね。