日本酒は「冷凍庫」に入れないで!
【日本酒は「冷凍庫」に入れないで!】
先日、日本酒を買われたお客さまにスタッフが「冷やして呑んでくださいね」とお話したところ「冷凍庫でいいですよね?」と聞かれ、あわててお止めしたそうです。
日本酒は冷凍庫に入れないでくださいね。
酒屋としては常識すぎて、お伝えしていませんでしたが、この機会に解説します!
◆理由1:凍ってしまう
冷凍庫の温度は、通常-18~-20℃です。
一方、アルコール飲料は、アルコール度数に近い温度帯で凍る傾向があります。
日本酒は主に15度前後なので、冷凍庫だと凍ってしまうのです。
(逆に、焼酎やウイスキーなど、度数の高いお酒は凍りません)
◆理由2:ビンが割れる
理科の時間に習ったように、液体は凍るとき、体積を膨張させます。
お酒が入ったビンは伸縮しないので、膨張によって割れる危険が。
呑めないだけでなく、掃除も必要になってしまいます(T_T)
◆理由3:成分が分離する
日本酒は水分とアルコール分が溶け合った液体です。
それらの凍る温度(凝固点)の違いから、分離して凍ってしまう場合も。
成分が分かれると、味わいが変わります。
渋みやえぐみが出たり、風味が落ち、美味しくなくなるのです。
—–
そんなわけで、日本酒(ワインも)を冷凍庫に入れるのは避けて欲しいなと、店長は思います。
冷やして呑む場合は、冷蔵庫へ。
もし、それ以上に冷やしたい場合は、氷水をつくって、そこにビンを入れて冷やしてください。
いろいろな温度で、味わいの違いを感じるのも、お酒の楽しみ方の一つです(^^)
暑い夏に、冷たいお酒を、ぜひ安全に美味しく呑んでくださいね!
※次回ご来店のとき「読んだよ」の声が聞けると嬉しいです!(^^)
—
小さな「嬉しい」「楽しい」「幸せ」をつむぐ
【酒の藤田屋本店】
店舗 9:00~19:00(月~土・日も毎日営業)
岐阜県大垣市新田町3-8