【Q&A】日本酒、ワイン、焼酎、ビール、ウィスキーなどのお酒の中で、太りにくいのはどれですか?
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日本酒、ワイン、焼酎、ビール、ウィスキーなどのお酒の中で、太りにくいのはどれですか?
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太りやすさの違いは、それほど大きくありません。
まず最初に、お酒の種類ごとの太りやすさを考えてみましょう。
食物の熱量をあらわす「カロリー(Cal)」が気になると思います。
しかし実は、お酒に関してはカロリーを比較しても意味がないのです!
なぜなら、お酒のカロリーは「アルコールが持つカロリー」と「その他のカロリー」に分けて考える必要があるからです。
「アルコールが持つカロリー」は「エンプティカロリー」と呼ばれます。
「エンプティカロリー」は、他のカロリーと違い、消費される優先順位が高いカロリー。
基本的には体内に蓄積されず、熱として発散されるのです。
では、お酒のカロリーは発散されるのかといえば、それもまた違います。
「その他のカロリー」=「糖質」があるからです。
日本酒、ワイン、ビールなどの醸造酒、チューハイやカクテルなどのリキュールには、「糖質」が含まれています。
お酒の種類 |
お酒の量 |
糖質量 |
---|---|---|
日本酒 | 1合(180ml) | 約7.0g |
ワイン | 1杯(125ml) | 約2.5g |
ビール | 1缶(350ml) | 約10.0g |
過剰に摂取した糖質は、脂肪細胞に蓄えられます。
よって、お酒の種類で比較して太りやすいと言えるのは、醸造酒やリキュールということになります。
しかし、まだ結論は出せません。
お酒に含まれる「糖質の量」は多いのか?少ないのか?
他の食べ物と比較してみましょう。
お酒の種類 |
お酒の量 |
糖質量 |
---|---|---|
白米 | 1膳(150g) | 約55.0g |
食パン | 1切れ(60g) | 約27.0g |
オレンジュース | 1杯(200ml) | 約20.0g |
ご覧になって分かる通り、食べ物の糖質は、お酒の糖質より圧倒的に多いです!
お酒で太りやすさを気にしたところで、食べ物を食べ過ぎてしまえば、ほとんど意味はありません。
これらのことから「太りにくい」という点でお酒の種類を選ぶことには、大きな意味はないと考えます。
多少糖質があるとはいえ、日本酒、ワインなども嫌わずに飲んであげてください。
あなたのお好きな酒を楽しんでいただければと思います!
※ただし、飲み過ぎにはご注意を!
1杯あたりは少ない糖質でも、大量に飲めば摂り過ぎになってしまいますよ。