渋いブドウが、あの醸造技法でジューシーに! 新着 赤ワイン『ヴァン・ド・フランス・タナ』
2023/08/10
カテゴリーワイン
8月の初旬、店長は、輸入商社(株)稲葉さんの試飲会に参加してきました。
そこで、一番 美味しかった赤ワインをお店に迎えたので、ご紹介します!
名前は『ヴァン・ド・フランス・タナ』。
そのブドウ品種と造り方に特徴がある、面白いワインですよ(^^)
◆ブドウ品種「タナ」100%!
この赤ワイン最大の特徴は、ブドウ品種「タナ」を100%使用していることです。
「タナ」は、フランス南西地方の原産品種。
非常に果皮が厚いため、通常、タンニンが多くて渋みの強いワインになります。
そのため、通常は100%タナではなく、他のブドウ品種とブレンドすることが多いです。
◆醸造技法が違う!
しかし、造り手「ドメーヌ・ラウゲ」は発想を変えました。
タナをあえて「マセラシオン・カルボニック(以下M.C.)」で造ったのです。
M.C.とは、あの「ボージョレ・ヌーヴォー」の醸造技法です。
ブドウを破砕せず、充満する二酸化炭素と一緒にタンク内で発酵させます。
その結果、フレッシュな香りと、渋みが少ないワインに仕上がります。
ボージョレ・ヌーヴォーは、ガメイというブドウ品種ですが…
それをタナで造ると、どうなるのか?
普通の発酵方法では、強い渋みが出るタナですが…
M.C.の技法で造ることで、また違った個性を表現することができています!
◆その味わいは?
以下は、店長が2021年VTを試飲した感想です。
・タンニンは強すぎず、キレイでなめらかに仕上がっている。
・果実味や酸味もよく出ていて、バランスも良い。
・渋すぎず飲みやすいが、味わいに富んだ、満足感のあるワイン。
また、輸入商社(株)稲葉さんのコメントも。
・イチゴやチェリー、スミレの花のアロマ。
・かすかにスパイスの要素が混ざります。
・熟した果実、丸みのある やわらかな口当たり。
・タンニンは なめらかに溶け込んでいます。
◆ということで
ブドウ品種「タナ」の持つ、タニックなイメージをくつがえした、面白いワインです。
味わいも、店長のお墨付きですので、ぜひ飲んでみてくださいね(^^)
◆次回ご来店のとき「読んだよ」の声が聞けると嬉しいです!
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